2018年 12月 22日
続・ある日の午后 |
「この仕事の良さって何ですか?」
せっかく働く仲間たちが集合しているので聞いてみた。
「仕事の良さ~?・・・ね~よ!」
「なんすかね~もはや何が何やら・・・」
「・・・・」
無言かよ!
コイツラじゃダメだ 笑
新人の彼女に聞いてみよう!
「そうですね・・・素焼きの器にまったりと絵付けをしている時間が・・・良さ、というか好きなんです・・・」
そういう答えを待ったいたんだよ!
「なんか色々自分の事とか考えない?」
「というか・・・無心になれるんですよね」
俗なボクとは違った陶芸家らしい答えが返ってきた。
・・・・
その時ボクは、「良さ」をどう考えていたのか。
「良さですか・・・よく窯出しの楽しみもあって・・・とか言われるんですけど、仕事ですからその辺はむしろ苦痛というか、恐怖というか・・・」
アレ・・・何を言い出したんだオレ
「窯焚きって、同じ作品を揃える事だと思うんですよね。それが窯の内容量とかいろいろな条件の中で作り上げる・・・それって」
あっ・・・良さ、楽しさを語っているのか?少し退いてないか彼女たち。
「そこの技術に楽しさを感じるんですよね。制御する楽しみ・・・数を造るわけですからね」
「それは想像できない世界ですね。仕事ですもんね・・・難しいんですね」
そこが楽しみなのか?Mなのかオレ・・・。
即答なのでその時はそんなことが頭を占めていたのだろう・・・。
ということで、窯焚きは今日も続くのでしたぁ~。
by irodori-kasama
| 2018-12-22 20:29